IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年を振り返る ~仕事と家族と自分

2014年がもうすぐ終わる。 今年はどんな一年だったっけ…と振り返ってみた。 2014年1月。 子どもはまだ歩いていなかった。 まだ認証園に通っていて、希望通りの時間預かってもらうことができて、私の職場は勤務開始が10時だった。 朝に余裕があったから、どう…

ふりかえり ~親を頼れない子育て

もうすぐ子どもが2歳になるから、今までの生活を振り返ってみた。 時間も労働力も限られている。でも、こだわりたいところはこだわる。 子どもには手作りごはんをあげたい。 ベビーフード類は使わずに乗り切った。 パンや豆腐、ヨーグルトは頑張れば作れるの…

どうしておさけをのむんですか?

しつもんです。 わたしにはさっぱり分かりません。しゃちょうはかいぎで 「みんなのコミュニケーションのための飲み会だ」って言っていたけど、 コミュニケーションって一体なに? たしか飲みの場ではらをわって話し合うのが大事だって言ってた。 でも飲んで…

自己評価が低いのは如何ともしがたい

いつからだろう、気づけば自己評価が低い。 別にいまの自分は恥ずかしい存在ではない、とは思う。(思いたい) 人に言える仕事をし、税金と年金を納めて暮らしている。投票にも行く。犯罪歴はない。 夫と子どもがいる、ごくふつうの暮らしだ。 でも気づけば…

何に腹が立つのか考えてみた ~ベネッセの件

ベネッセの個人情報流出事件は、エンジニアとしても親としても他人事ではないニュースだった。 とはいえ、あのニュースに接した時の私の初動は悪すぎた。 「ベネッセから子どもの情報を含む個人情報が流出」と騒ぎになったときああこどもちゃれんじをやって…

私はいつおとなになったのだろう

子どものころ思っていた「大人」はもっと圧倒的な存在だった。 思春期になって中二病に陥って「大人なんてくだらない」なんて言っていたのも圧倒的な存在だからわざと煽っていたのにほかならない。 でもいま、仕事を持ち結婚して子どももいる私が確固たる存…

復職後本当にイヤだった一言

復職後、いちばん嫌だったことは何かと考えてみた。 お荷物扱いされて凹むとか悔しいとか、先が見えなくて不安とか、そういうのもたくさんある。 (そういうのはこのあたりに書いている) 自分がお荷物扱いされる将来を想像しても、誰かをお荷物扱いできるの…

深く考えずに「ロールモデルがいない」と言ってしまう件

若い頃からなんとなく「この業界の女性は大部分がどこかへ行ってしまう」ということを感じていた。 なにしろ女性の先輩が少ない。 絶対数が少ないというのもあるけれど、女性の先輩がとても少ない。 年代問わず、既婚者の女性は少ない。 子どもがいる女性は…

反省:私も他人の事情には無関心だった

昨日書いたエントリが急に恥ずかしくなってきた。 なんだか、私はかわいそうなんですと言いたがってるみたいに思えてしまった。 でも振り返れば、私だって他人の事情に鈍感な一人だった。 いま、子どもがいるからといってここぞと被害者ぶるのはよろしくない…

自分がお荷物扱いされる将来を想像しても、誰かをお荷物扱いできるのか

いつも以上にまとまりがない。結論がないからだと思う。 でもぐちゃぐちゃと思ったことを書いてみる。 復職する前もしてからも、何度思ったかわからない。 私たち、子どもを持って働く人は、世間のお荷物なのだろうか。 申し訳なさそうに生きていかなければ…

一年以上経ってやっと納得した「保育園はまだ早すぎるんじゃない?」

育休のころと復職直後、言われて一番嫌だったのが「早過ぎるんじゃない?」だった。 そう言われるとやみくもに反発したくなった。 世間には産休明けからすぐ預ける人もいるし、それを私は生後半年弱まで待ったのだし、保育園に行き始めたわが子はそれほど体…

子どもを理由にしすぎなんじゃないか?

仕事をするうえでも、生活する上でも 「子どもがいるから仕方ないんです」「できなくて当たり前なんです」 という態度を取るまい、取るまいと思いながら暮らしてきた。 子連れに配慮してもらえる場面というのは非常に多い。(それは非常にありがたい) でも当…

ついに来た(のか?)

子どもが生まれたばかりの頃から、いやもしかしたら生まれる前からずっと、恐れていた日がついに来た、かもしれない。 正直、三歳児神話よりもっとおそろしい。 イヤイヤ期だ。 ヤダという言葉を覚え、乱発するようになった。 でも笑ってヤダ~と言いながら…

これから出産する人へ伝えたい(親を頼れないバージョン)

前から子どもが欲しいと言っていた友人の妊娠がわかった。 本当に嬉しい。 そして、彼女もまた親を頼れない人だ。 親も義両親も遠方に住んでおり、仕事をしている。旦那さんも忙しいようだ。 私が大丈夫だったからなんとかなるよ、などと気軽には言えない。 …

子どもには何も望まない(望めない)

たとえば、仕事だったら目標を立て、努力して達成しようとする。 将来なりたい姿のために今何をすべきかを考えることができる。 (それを実践できるかはまた別の話だけれど) でも子どもについてはどうなんだろうか?と、ふと考えた。 将来どうなってほしい…

「ダメ」が多すぎる

なるべく子どもに「ダメ」と言わずに暮らしたい。 でも毎日毎日、気づけば「ダメ」と言っている気がする。 まず、本人の命や健康を害するようなことは、問答無用で「ダメ!」だ。 大きな声も上げるし、実力行使で物を取り上げることもある。 次に、お友だち…

私には仕事が必要だ

子どもはおもしろい。子どもはかわいい。 でもいつもそう思えるわけではない。 滅諦にしない残業をして帰ったとき。 勉強会に出てから帰ったとき。 昔からの仕事上の知り合いと会ってから帰ったとき。 家について子どもを見ると、ああ、私にはもうこんなに大…

大人だって夢を見る、はずだ

こどもの頃はよく人に聞かれた。 「将来の夢は?」 だいたいの子どもが、職業の名前を答える。私もそうだったと思う。 小さい頃はお花屋さん。ケーキ屋さん。 小学生になり、大好きな先生ができてからは教師。 中学生の頃には精一杯背伸びして「夢なんてない…

私は散歩をしている。彼らは山に登っている

ある種の人たちのことが不思議でならなかった。 何というのか、万能感、のようなものを持っている。 自分の正義を信じて疑わず、それを他の人に押し付ける権利を持っていると思っている。 往々にして彼らには社会的な地位はなく、しかし上から目線である。 …

よその子相手に本気で腹が立った

大人げないことをあえて書く。 自省のために。どうしたら良いか考えるために。 保育園では、日中は年齢ごとのクラスに別れて過ごしている。 延長保育になると、年齢に関係なく一部屋に集まって過ごす。 大きい子たちにとって小さい子はかまいたい、お世話に…

怒る子ども、おびえる母(そんな日もある)

子どもはだいぶ知恵がついてきた。 行動範囲もできることもぐんと広がった。 いろんなことを覚えていて、「この後はこうなるのだろう」という展開が読めているようだ。 そのぶん、その予想通りにならなかったときの怒りも大きくなっているように思う。 少し…

これは恋なのか(恋ではない)

はじめは、人からそんなことを言われるなんて…と普通にショックを受ける。 次に腹が立ってきて、何と言い返してやろうか考える。 この時考えるのは 「あなたはよほど○○なんでしょうね?私などと違って」 「仰る通りですね、ぜひ見本を見せてください」のよう…

判断材料その三:その短所に耐えられるかを考える

「判断材料その一:自分のコストを考えてみる - IKISG」 「判断材料その二:その理由で納得できるかを考える - IKISG」 と同じ系統の話。 ネットで何かを買うことが本当に増えた。 実店舗で買う時でも、その前に口コミを読んで比較してみよう、ということは…

もしもの話(夫婦どちらかが死んでしまったら)

子どもが生まれる前のこと、夫となんとなくこんな話をしたことがある。 「もし私が死んだらどうする?」「もしあなたが死んだらどうしよう?」 (不謹慎な話で申し訳ないけど、不測の事態が苦手な私はよくこういう突拍子もない想像をする) あなたが死んだら…

事実+事実=事実とは限らない(無意識または悪意)

すごく当たり前なのだけど、今更しみじみ思ったので書いてみる。 たとえば、 ・うちの子どもは保育園でプロの栄養士&調理師が作った食事を食べている ・うちの子どもは比較的大柄であり、比較的健康である というのは、れっきとした事実だし、客観性もある…

大変でしょう?と聞かれたら何と言えばいいんだろう

子どもがいて働くことについて「大変でしょう?」「忙しいでしょう?」ときかれると「(まあ自分のやりたいこともできてるし睡眠もとれてるし)そうでもないですよ」と答えることが多い。 独身の頃より制約が増え、自分も時間が減ったという意味では大変かもし…

浮き沈み

数日の間、子どもの機嫌が悪かった。 たぶん体調不良からくるもので、それが分かっていてもやたら怒ったり泣いたりごはんを食べない姿にじわじわと体力を削られた。 仕事も異動があったばかりで、分からないことだらけ。 「簡単なはずなんだけど…」と指導役…

いつからだろうか(当たり前と期待)

自分の仕事上の異動に続き、子どもの体調不良と夫の多忙が重なった。 子どもが体調不良のときは甘えとわがままが増える気がする。 加えて、近頃は自己主張が増え、行動や言葉でそれを示そうとし、大人に阻止されるとギャーッと怒るようになった。 夫が出勤中…

判断材料その二:その理由で納得できるかを考える

前回「判断材料その一:自分のコストを考えてみる - IKISG」ではお金に関わることの判断材料を書いた。 今回はお金に関わらない判断の時に何を考えているかを書いてみる。 子どもが予想外に早く寝てくれた。夫が帰るまでにはまだ時間がありそうだ。 こんな時…

判断材料その一:自分のコストを考えてみる

多くの女性がそうであるように、私は「スーパーなどの特売」が大好きだった。 少しでも安く買って達成感を味わう。 レノアハピネスが198円で買えた!というようなあれだ。 あれは節約というより一種の競技だと思う。 育休中は毎日買い物に出かけ、近所のスー…