「働く母」の立場を後ろめたく思うとき
専業主婦(希望)の人から見たら、私は負け組なのかもしれない。
でも私は今の立場が好きで、幸せだ。
仕事が好きだし楽しい。(もちろん苦しいこともある)
運よく熱心な保育園に入ることができ、おいしいごはんを食べて友達と遊び、
日々成長していくわが子を見るのも嬉しい。
私はものぐさで出不精で、仕事がなくなったら間違いなく引きこもりになる。
だから働いて表に出たほうがいい。
働けばお金ももらえて、世帯収入が増えることは子どもにとっても無関係ではない。
将来大きくなった子どももきっと、働く私を良いと思ってくれるだろう。
と大まかには楽観して、現状を肯定している。
でも「働く母でさえなければ」と思うときがある。
子どもの体調不良のときだ。
純粋に子どもの体調を心配する気持ちとは別に、「今はあの仕事が」「今月はもう休めない」と
仕事の都合が頭をめぐる。
園からの呼び出しや、朝の発熱には「きてしまったか…」と思う。
それがとても後ろめたい。
もし専業主婦なら、子どもの体調だけを心配できただろうか。
熱で何日寝込んでも「ゆっくり休んでよくなってね」と思えただろうか。
今日もまた呼び出しがかかり、気ばかり急く帰りの電車の中で「なぜ今…」とよぎる。
何も予兆はなかった。無理もさせていない。そういえば機嫌が悪かった。でも。
今週持ちこたえて土日に。せめて来月であってくれたら。
すまないわが子。