IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

再び、飲み会について考える

「飲み会 楽しくない」というキーワードでこのブログを見てくださった方が何人かいるようだ。 飲み会が楽しくないというのはよくある悩みなのかもしれない。 会社の飲みニュケーションを完全否定するつもりはないがコミュニケーションと言ったら飲みしか考え…

子が経験する初めての別れ

まだ先のような気がしていたのに、ついに3月が終わってしまう。 子どもが、今行っている園から、卒園する。 ずっといられないことも分かっていて入園し、転園するなら早いほうが本人がつらくないだろうと考えて認可園に希望を出した。 そして運よく入園が認…

知れば知るほど無知が分かる

今は本当に恵まれた環境にいると思う。 技術とかチームビルドとか、いかにサイクルをうまく回すかということに関心の高い人たちが数人チームにいて、おかげで毎日のように自分の無知を知る。 (もちろん関心が低い人もいる。でもそういう人はどこにでもいる…

左手に知られないようにする

先日のエントリで優しさについて書いた。 「自己犠牲が伴わないと優しさとは呼べない、と考えた --優しさとは何か - IKISG」 優しさについて好きな言葉がある。 私は宗教は信じていないけれど、聖書に出てくる「右手のすることを左手に知られないようにしな…

「あなたのための配慮」はあっても「自分のための配慮」はない

配慮というのは相手を思ってするものであって、「あなたは私に配慮せよ」というものではないと思っている。 たとえば、忙しい人の判断を仰ぎに行くときは全ての材料を揃えてYesかNoで答えられる状態にすべきだ、という考え方がある。 たとえば、エレベーター…

意識高い系、という言葉があるらしい

意識高い系。 最近知った言葉だ。その一言の分かりやすさと「あるある」ぶりに驚いた。 数年前に流行った「自分以外バカの時代」もそうだが、現象を切り取るセンスがすごいと思う。 この言葉のきっかけとなった本には賛否両論あるようだし、そもそも私は読ん…

自己犠牲が伴わないと優しさとは呼べない、と考えた --優しさとは何か

かつて、「俺は優しいと思う」と私に言ってきた人がいて、私は2つのことに驚いた。 その人は、家族や親友など親しい間柄の人ではない。 仕事上の付き合いしかないし、腹を割って話したことも(私は)ない。 そういう人が上のようなことを行ったのだ。 「そんな…

テクニック礼賛文化が嫌いなことと、他人の思想を聞くのがすきなこと

久し振りに人の話を聞いて感動した。 近頃はウェブのどこを見ても 「○○するときに知らなきゃ損する×個の方法!」 「たったx個!これだけで○○できちゃう!」 「まだやってないの?○○するならこれで決まり!」 というようなテクニックが溢れている。 人目を引…

復職で失ったものと得たものについて

子どもがいるから自由に残業できない。 加えて、夫が激務だから休日出勤もあまりできない。 頼れる親兄弟が近所にいるわけでもないから 子どもが熱を出したら仕事を休むしかない。 もう今までのようには働けない。 家事も今までのようにはできない。 できな…

ジャイアンのリサイタル

昨日、面白く感じられない飲み会について考えた。 →「どうしてある人たちとの飲み会を楽しく感じられないのか - IKISG」 メンバーがどうとか会話がどうとかいう以前に、 最も面白くない飲み会は 参加を強制される飲み会だと思う。 そして残念なことに、強制…

どうしてある人たちとの飲み会を楽しく感じられないのか

どうしてだろうと、ここ最近ずっと考えていた。 それが今日やっとわかった気がした。 妊娠中から考えれば、もう随分長いことお酒を飲んでいない。 お酒抜きで飲みの席に行ったのも覚えている限り1回きりだ。 (産休に入る前、現場の人たちが開いてくれたその…

兼業主婦兼母のある一日(休暇編)

あちこち歩き回った1日が終わった。 この日記を書き終えたら、たぶんこの冬最後のおでんを仕込みながら 今日の夜ご飯を作る。そして早めに寝よう。 今日は子どもの新しい保育園の説明会のために休暇を取った。 今の保育園は1日休んで家にいようか、とか いや…

いまさらだけどジョブズ氏スピーチを読んで勝手に共感する(長文)

部分的にしか読んだことがなかったので、大分いまさらだけど 「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳 :日本経済新聞 を読んでみた。 いろいろな嬉しい発見があった。 まず、ジョブズ氏がフォント好きであったこと。 何がカリグラフを美…

これから子どもを預けて働こうとしている人に知ってほしいこと

私は大きい病気をしたことがない。 入院は出産のときが初めてだった。 風邪をひいても軽いことが殆どで、熱が出るのは数年に1度くらい。 自分は丈夫なのだと油断していた。 それが今や…。 復職してからまだ1年経たないが、記憶にあるだけで5回熱を出している…

優しさを毀損する表現(ソチオリンピックを見ての所感)

昨日たまたま、ソチオリンピックのことをやっているテレビを見かけた。 渡瀬選手がインタビューに答えているシーン。 競技はノルディックスキー・ジャンプ男子団体。(今調べた) 渡瀬選手は団体戦のメンバーから外れたのだそうだ。 細かい言い回しは忘れたけ…

お金の使いどころ

たまにスターというものをいただいているのですが これはウェブ拍手のようなものでしょうか。 ありがとうございます。 子どものころからの習慣か、あまりお金を使わない。 まず基本的に無趣味だ。 通勤中に本は読むけれど、図書館で借りることが多い。 これ…

忙しいからできないと思う、とその人は言った

会社が新しいサービスを始めようとしている。 収益化の明確な目処はついていないから 予算が潤沢に使えるわけでもない。 時間外手当がもらえるわけではないけれど、 自分の成長のため、会社の利益を確保するために 運営に参加させてもらうつもりだ。 という…

絶対に負けてなるものか、と思った

自分の怯懦や迷いや弱気や 自分を取り巻く偏見や因習や「みんなそうだから」という言い訳や 自分の道を狭めようとしてくるものや(それが悪意とは限らない) 自分を阻むものすべてに、 絶対に負けてなるものかと思った。 朝から「女大学」を読み、 その流れで…

知らないということは本当に怖い

学生のころ、HTMLやCSS、jsを少し書いていた。 インターネットが普及し始めたばかりの、 電話回線でつないでテレホタイムを待ちわびていたような時間の話だ。 (あのころはモデムに接続した時間をカウントして 電話料金を教えてくれるソフトもあった。懐かし…

良さと悪さ、その基準

今関わっている開発では、あまり正規化されていないテーブルを使っている。 データの持ち方が冗長だったり、足りていなかったり、 コードが振られていないから名前で引き当てたりといった 分かりやすく残念な状態だ。 なぜこうなってしまったのかは想像がつ…

何かに焦り、怖れ、怒る。でも何に?

週末で少しリセットされた気持ちが、また沈んできている。 仕事のことばかり考えている。 どうしても仕方なく、人に会ってきた。 その人たちと仕事をする気はないから、会うだけ時間の無駄だと思っている。 でも断れない。 ただでさえ稼働日が少ない2月。 大…

いい知らせと寂しさ

子どもを無認可園に預けている。 昨年末、折悪しく熱が出た日。 ふらふらしながら、認可園入園申し込みに行った。 そのときの結果が来て、4月から認可園に入れるという。 ありがたい。 そして、結局あまり保育園不足を体感しないままだったなと思う。 そうい…

また雪が降り、また考える

この週末も東京は雪だ。 昨日は朝から雪。 夕方ごろから激しくなり、風も強くなって 一夜明けたら家の前の道は真っ白になっていた。 復職してから、買い物は週末だけ行くようにしている。 子どもが生まれる前は毎日のようにスーパーに行き 日替わりの特売品…

回復に向けての反省

落ちている気持ちを、少しずつ上向けようとしている。 子どもにたくさん話しかけ、笑い、寝るまでの短い時間を 一緒に遊んで過ごした。 昨日よりもたくさん、子どもが笑ってくれた。 自分のことだけで精いっぱいになっていてはだめだ。 かつて仕事は私にとっ…

よくないことの連鎖

ここ数日、些細なことで気持ちが落ちて、いろんなことがうまく回っていない。 体調不良もある。 人からの言葉やメールにやる気を削がれている。 仕事でくだらないミスを連発する。 考えまいとしても、気づけば人から言われた不快な言葉のことをずっと考えて…

選べるけれど、何を選べばいいのか分からない

まだ雪の残る道を避けて、都知事選の投票に行ってきた。 誰に投票するか、はそのまま 誰なら子どもにとって良いか、 それを育てる私たちにとって良いか、ということになる。 少子高齢化は国家の一大事だから、どの候補者もが口にする。 それらの対策の、どれ…

尊敬というものについて考える

仕事と、それをする人の人格は不可分だと思う。 いいかげんな人や、言い訳する人や、卑怯な人にいい仕事はできない。 けれど、いい仕事をする人の全てが 常に行い正しくいい人である、わけでもない。 人は成長もするし堕落もする。 何がいいたいかというと、…

うらやましさ、のようなもの

今までの仕事絡みを振り返ると、圧倒的に年上とばかり付き合っていた。 基本的に、他人が何をしたか(DO)にはあまり興味がない。 なぜそうしたのか(WHY)、どのようにしたのか(HOW)のほうが、断然聞きたい。 でも若い人と仕事の話をすると 「自分はこんな仕事…

頼ることと、頼らないこと

なるべく親に頼らないように、と思っていた。 高校生になってバイトをしてからは、お小遣いをもらった覚えがない。 いつの間にか自分の服や何かも自分で買うようになっていた。 言わなければ買ってもらえず、買ってと言うことに抵抗があった。 家にお金がな…

弱さと、人に頼ること

妊娠が分かったとき、自分が弱い存在になったようで戸惑った。 席を譲られる立場になった、会社で気を使われるようになった、 という一つ一つに困惑した。 (けど、実際は電車で席を譲られたことは一度もなかった。 むしろ、割り込まれたことならあった) 妊…