大変でしょう?と聞かれたら何と言えばいいんだろう
子どもがいて働くことについて
「大変でしょう?」「忙しいでしょう?」ときかれると
「(まあ自分のやりたいこともできてるし睡眠もとれてるし)そうでもないですよ」と答えることが多い。
独身の頃より制約が増え、自分も時間が減ったという意味では大変かもしれない。
でも「大変です」と人に言うことはあまりないし、やせ我慢しているわけでもない。
実際、もう無理!と思うほど逼迫してはいないし、
復職前に覚悟したほどひどい事態ではないし、
何より自分の忙しさや大変さをうったえて何かをしてほしいとは思っていないからだと思う。
子どもがいてもいなくても、働いても働かなくても、
楽しいこともあるし大変なこともある。
それを取り立てて「子どもがいるからここが大変なのです!」とアピールすることにあまり興味がない。
しかし、
「そうでもないですよ」「ちゃんと自分の時間もありますし」などと答えたり、
家で自由になる時間に会社の仕事をしたりしていたら、
なんだ意外と余裕があるんじゃないか、と思われたのか
会社の飲み会に参加しないなんてケシカラン!
夜19時からの会議に参加しないのはケシカラン!などと言い出す人が現れた。
驚いた。
そもそも「大変である」「大変ではない」の尺度も判断基準もそれぞれなのに
なんだかなあという感じ。
私が寝不足の青い顔をして、ほつれ毛をかきあげながら小さな声で
「ちょっと子どもが泣いて眠れなかったものですから…」とでも言えば満足してもらえるのかもしれない。
しかし実際よく眠れているし、たとえ眠れなくたってそれをアピールする気はない。
でも弱々しく振る舞ったほうがいいんだろうか。
なんだかなあ。なんだかなあ。
でもこういうなんだかなあを考えるのも、新しい世界との出会いと思えば楽しい…のかもしれない。