IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

回復に向けての反省

落ちている気持ちを、少しずつ上向けようとしている。

 

子どもにたくさん話しかけ、笑い、寝るまでの短い時間を

一緒に遊んで過ごした。

昨日よりもたくさん、子どもが笑ってくれた。

 

自分のことだけで精いっぱいになっていてはだめだ。

 

かつて仕事は私にとって一番だった。

今は違う。

そこをはき違えたら、全部だめになってしまう。

 

家庭に引っ込むことが、

仕事をすることより価値がなく思えてしまっていた。

確かに関わる人は減るし、お金が貰えるわけでもないけれど

自分にとって一番目と二番目に大事な人たちに関わることだった。

それに価値がないわけない。

 

こんな当たり前のことも見えなくなるほど

私は焦っていたのだろう。

 

産休中の焦り。産後の焦り。

保育園を見つけるまでの焦り。

復職して、厳しい職場に入ってからの焦り。

 

いつも私は現状をよしとできず、じりじりして余裕をなくし

その負債を家族に払わせていたのかもしれない。

 

振り返れば独身の頃も、ずっと昔の新人の頃も

私は自分に足りないものばかりを考えてはじたばたしていた。

なんて懲りない人間なのだろう。

 

でも足掻いた日々を振り返れば、

私はいっぱしに仕事を覚え

ありがたいことに家族を得て

そして大好きな仕事にまた戻れた。

 

じたばたしながら、

私はこんなにもたくさんのものを手に入れていたのかと感慨深い。

 

 

家族が笑って過ごせるように。

そのために私が笑って過ごせるように。

そう考えるべき自分の立場を、見失ってはいけないと思う。