うらやましさ、のようなもの
今までの仕事絡みを振り返ると、圧倒的に年上とばかり付き合っていた。
基本的に、他人が何をしたか(DO)にはあまり興味がない。
なぜそうしたのか(WHY)、どのようにしたのか(HOW)のほうが、断然聞きたい。
でも若い人と仕事の話をすると
「自分はこんな仕事をした(どうだ、すごいだろう)」という話が多いように思う。
これがもっと上の世代、40代より上の人になると
「あの時はこんなことを思って仕事をしていた」
「こういうことをしなければいけなかったから、ここを工夫をした」
という話になったりする。
どちらも自分の仕事へのラブで、それは微笑ましい。
だけどやっぱり、私が聞きたいと思うのは後者だ。
その人が考えていることを知りたい。
前置きが長くなった。
そんな理由でベテランの方と多く話したり飲んだりしてきた私が、
最近若い人に対して思うことが変わってきた。
あなたには未来がある。
あなたは何にでもなれる。
そう感じるようになった。
たまたま最近ハイレベルな若者と知り合えただけ、かもしれない。
子どもを持ったから、若者には制約がないように感じるのかもしれない。
単純に私が年を取った、きっとそれもある。
私も努力した若いころがあった。
でも、何かもっと必死で余裕がなかった気がする。
親のこと、自分のこと、人間関係のこと、
いろんなコンプレックスを叩きつけるように仕事をしていた。
いま私の周りにいる優秀な若者たちは
楽しんで仕事や勉強をやっているように見える。
楽しくなければ続かない。
最近ほんとうにそう思う。