なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(1)
結論、それでも私は手作りをする。
妊娠が分かったら、もしくは子どもが生まれたら
誰でも一度は考えるんじゃないだろうか。
「手作りの服を着せてみたい」とか
「手作りの服とか作ったほうがいいのかな?」とかを。
現実に、元からそういうのが好きで得意な人でなければ
子どもと暮らして仕事をしながら服も作るというのは、むずかしい。
そもそも手作りに向かうモチベーションも微妙だったりする。
手作りはコスパがいい?
子供服が高かった時代(私が子どものころはそうであったらしい)ならともかく、
今や西松屋でもアカホンでも、そこそこ可愛い服がお安く買えてしまう。
そもそも自分の人件費など考えてしまうようになると(判断材料その一:自分のコストを考えてみる - IKISG)、
素人の手作りは割に合わないものだと思う。
人件費はさて置いても、手芸店で売っている布は一様に高い。おしゃれな布は更に高い。
毛糸なども同様で、既製品を買った方がよほど安い。
手作りは母の愛情?
このあたりは精神論になってくる。
「子どものために頑張った」「周囲の人も褒めてくれた」「私は"母"を頑張っている」
という自己肯定感は確かにものすごくある。
でもそのために手間暇とお金をかけて、既製品よりレベルが劣る服を着せるのはどうなんだろう…
と思うとためらう。
手作りだと市販されていないようなものを作れる?
作家さんやパタンナーさんならこういうあたりが動機になるのかもしれないけれど
小中で家庭科をやっただけの私には、変わったものを作る発想も技術もない。
私も「子どもが生まれたら手作りの服を…」と一度は思い、
しかし上記のような事情の前に挫折した。
それでも私が手作りをするようになったのは、自分に合ったやり方を見つけたからだった。
(つづく)
(↑この「つづく」というのを一度やってみたかった)