IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

否定しあったって仕方ない

たとえばベビーカーVS抱っことか、母乳VSミルクとか、専業VS兼業とか。

それぞれに特徴があってメリデメがあるようなものを比べて
どちらかを否定するのは意味がないと思う。

自分にとってどちらかが良いとしても、他の人にとってはもう一方が良いこともある。

ほんとうは違うやり方をしたくても、できない事情があるときもある。

でもなぜか育児関係は信仰みたいなものがあって、対立や論争が起きやすいような気がする。

以前もそんなエントリを書いていた。

espam.hateblo.jp

 

また最近見てしまったのは、小さな子を持ち働く人の間での、小さな否定だった。

実家のそばに住み、子どもをしばしば預け残業や飲み会もこなす人が
「うちはちゃんと計画的に実家のそばに住んでいるんだから」と言った。

きちんと計画を立てるのは素晴らしい、それを実行することも。

でもそれは誰にでもできることではない、ということを
その人はあまり考えていないように見えた。

 

その人から見たら、子どもを理由に飲み会を断る私は
計画的ではない人なのかもしれない。

そう言われたことはないけれど、言われても否定できない。

 

他の場所では、「親に預けっぱなしで好きなことをして」というような批判も聞く。

夫が激務で頼れず、親も近くにおらず、専業でほぼ一人で子どもを見ている人なら
親に気軽に頼れることはうらやましくもあり、甘えているようにも見えるかもしれない。

 

それぞれ違う家庭環境や事情があり、母親の性格や適性も違っていて、
羨んでも否定してもしょうがない。

本気で変えたいと思うなら、故郷にUターン転職するとか、やりようはあるのかもしれない。

でもそれもしないなら、今の環境を少しでも良くしていくしかないし、
「自分が持っていない何か」を持っている人を攻撃したって仕方ないのだ。

働く私はこれからも、誰かからの批判を受けるのかもしれない。

子どもを置いて働くなんて、とか。

会社に迷惑を掛けるなら辞めてしまえ、とか。

それでも浴びせられた批判を、相手への批判で返すことだけはするまいと思った。