子ども用品を手作りする意味
子どもが生まれてから、少しずついろいろなものを作った。
フリースの室内用靴下(すぐに足が大きくなって履けなくなった)や
レッグウォーマー(あまりつけてくれなかった)や
保育園で履くズボン(何枚か作るうちにだいぶ熟練度が上がった)など。
身に着けるもの以外でも、折り紙や風車のようなかんたんなおもちゃ、
おままごと用にフェルト製の食べ物なども。
手作りは楽しい。
赤ちゃんの頃と違い、最近は手作りと分かると喜んで使ってくれるようになった。
喜んでもらえればなおさら嬉しい。
でも、圧倒的に、買ったほうが安いし質がいい。
自分で作ってみてつくづく感じたけれど、
学校で普通に家庭科の授業を受けただけの私では
西松屋あたりでワンコインで買えるような服すらうまく作れないのだ。
そして西松屋に限らず、安い子供服はあちこちにある。
手芸用品店で安くない布を買い、手間暇かけて手作りする。
素人がわざわざそれをやる味意は自己満足だけなのだろうか。
オリジナルデザインの服を作るとか、凝ったデザインの服を作るなら
ハンドメイドのメリットを活かしやすそうな気がする。
手軽な普段着を作っている限り、量販店には勝てそうにない。
それでもなぜか服作りを続けてしまう。
ミシンを使う間は無心になれるのがいい。
できあがるごとに達成感があるのがいい。
一枚ごとに上達を感じられるのがいい。
自分があまり着なくなった服をリメイクして有効活用できるのがいい。
この形の布から何を作れるか、考えるのが楽しい。
いつか子どもが「手作りなんてかっこ悪い」と思う日まで
細々と続けてみようと思う。