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IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

復職できた幸せと不幸せ

復職のこと 日常の仕事のこと

とある、産後の復職についての研究がまとめられた本を読んだ。

総じて読みづらく、「要するに何?」が分かりづらい本だったと思う。

透けて見える作者の人柄もあまり好きになれなかった。

 

それでもなお、その本の内容は重たく、途中で投げ出すこともできず、最後まで読んだ。

 

産前にバリバリ働いていた人ほど、復職後のギャップに空しくなる。

独身社員や妻帯者と同じように働くことはできない。

母の立場を完全に捨て去ることもできない。

かといって以前のままの激務だと自分が立ち行かず退職となる。

会社側の配慮のすえ楽な仕事に回れば周りの目が冷たく、自分の価値を感じられなくなる。

バリバリ働く女性は同じタイプの男性と結婚する傾向が高く、
従って夫に子育ての分担をあまり期待できない。

母は子のそばにいるべき、という社会の圧力がある。

そういう環境の中で、次第に熱意が減っていき
「子どもを預けてまでする仕事ではない」と思って辞めていく話など
他人事ではなかった。

これは私だ。

同じようなことをつい最近、私も書いていたではないか。

この現実はあまりに救いがない。

 

一方で思う。

もし自分が経営側、もしくは独身の立場で
上のような話を率直に聞かされたら、何を贅沢なと思うだろう。

今の私自身が思っている。何を贅沢な、と。

保育園に入れて、元の仕事に戻れただけで幸運。

やりがいなど求めてはいけない、だって大役を任されたって務められないではないか。

 

会社の優しい人が言う

「今は仕方がないよ。子どもが小さいんだから」

という言葉すら、「今はお荷物でも仕方ない。後で返せばいい」と言われているように聞こえてしまう。

もし途中で辞めたら、恩の借りパクのような行為になってしまうのだろうか。

でもいつになればかつてのように働けるというのだろう。

10年経っても子どもは小学生で、そんな子を家に置いて深夜まで働けるはずもない。

子どもがいる状態で働きながら、誰かの役に立つことはできないのだろうか。

 

今が一番楽しいと言える、と前回の日記に書いたけれど
それは脇道に逃げたようなもので、会社で役に立てている実感が持てなかったから
技術者のコミュニティに逃げ込んだだけだ。

そこに救いがあったとして、これが復職した人のスタンダードになるとも思えない。

自分だけは楽になっても、何か違うような気がする。

かといって答えはないのだけれど。

 

また異動の季節になり、次の上司は3人の子どもを持つ男性だという。

その人から何かヒントがもらえるかもしれない。

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