今が一番楽しいと言える
産休・育休を経て仕事に戻り、いろいろなことに勝手に挫折して
自分は何のために働くのだろうか、なんて考えたりした。
勝手に「どうせ期待されないんでしょ?お荷物なんでしょ?」と拗ねたりした。
復職から丸2年が経ち、やっと迷うことなく言える。
今が一番楽しい。
よく分からない価値観を押し付けてくる人は相変わらずいる。
でもそんな人は少数で、気にかけてくれる人もいて、無関心でいてくれる人もいる。
(過剰に気を使われたり弱者扱いされるより、関心を持たれないほうが心地よいこともある)
何かを探して社外勉強会に参加するようになって、もうすぐ1年。
細々としか参加できないうえに、分野が定まらなくて、それほど濃い関係が築けたわけではない。
でも顔なじみの人が何人かできて、エンジニアらしい会話もできるようになって
「その人としかできない」ような会話も少しずつできるようになった。
自分の無力やスキルの足りなさを痛感したから、前より謙虚に
いろんな分野の勉強をしようと素直に思えた。
(以前は「そういうの好きじゃないし」「興味ないし」で終わっていた)
ほんの少しではあるけれど、新しい世界が開けて
産休からずっと感じていたあの閉塞感はだんだん薄れてきた。
今でも仕事を終えたら定時ダッシュで園に向かう日々だし、休日も家事に追われる。
やりたいことばかり増えて時間のなさが余計感じられる日もある。
それでも今が一番楽しい。
社畜として深夜休日を働きづめ、上司に頼りにされる日々も楽しかった。
でも今、自分でやりたいことを探して勉強して、人の輪も少しずつ広がって、
僅かでも前に進めている、と思えることが幸せだ。
仕事に戻ることを、
自分が楽しいと思えることをやれることを、諦めなくてよかった。