IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

三大・復職後に体がきつかったこと

先日、会社に向かう道を歩きながらふと考えた。

復職してから、キツかったことトップ3は何だろう。

キツいと言ってもいろいろあるから、身体面に限ろう。

子どもの体調は含めず、自分のことだけで考えてみよう。

 

ひとつめはあれだろうか。

わりと復職してすぐの頃だ。

熱が出て、幸い会社は休めたものの、夫は仕事に行ってしまって
ふらふらになりながら子を保育園へ送ったこと。

この熱で、子どもを抱いて(まだあのころは抱っこ登園だった)園まで着けるのだろうか、

でも家に置いておいて風邪をうつしたら困る、

それに子どもがいたら私は寝ることもできない、と思いながら歩いたこと。

普段は何でもないちょっとした坂道もひどく堪えた。

 

なんとか子どもを送り届け、家でひたすら寝た。

なぜか、鎖でぐるぐるに全身を縛られている夢を見た。

その時働いていた客先はブラック臭漂う体力勝負の職場で、
休んだツケを休日出勤で払うことになったのだったか。

 

その熱のことはブログに書いていなかったみたいだけれど
その職場で鬱々としていたころのことは書いてあった。

もう二度と戻りたくない。

 

ふたつめはあれだろう。

子どもを迎えにいき、自転車に乗せるためにかがんだ時の腰の違和感。

最初は痛いというより、「あれ?」という感じだった。

夜になるとどんどん痛くなり、危険かな…と思いながら寝て起きたら激痛になっていた。

この時は仕事を休めず、夫の帰りが遅くて病院にも行けず、痛み止めを飲んで3日過ごした。

週末やっと整体に行きそれからしばらく通った。

我ながら無茶をしたものだと思う。

 

この時のこともブログに書いていなかった。

確か夏だったような気がするけれど、うろ覚えだ。

 

さて、みっつめはなんだろう…と考えたら、思い浮かばなかった。

復職して1年半ほど、体調面でつらかったのが2回だけ。

数えきれないほど風邪はひいた。でもいちいち思い出すほどのことでもなかった。

なんだ、私は恵まれているんだな、と思った。

 

その日、仕事をしながら寒気がすることに気づいた。

あれ、と思ううちに顔がほてり、手で頬を触ればひんやり気持ちよく、
これは熱が出ているのではないかと思った。

体がふわふわと暖かい。なんだか気持ちいい。座り仕事でよかった。

などと思っていたうちは平和だった。

 

夕方になり会社を出て、電車に乗り保育園に向かう。

どんどん熱が上がっているのが分かる。夫は今日も遅いはずだ。

最寄り駅に着くと雨が降っている。熱があるのに雨に濡れたらどうなるのだろう。

勘弁してほしいと思いながらスーパーで食料を買い込む。(本当は寄り道はNGだが)

消化にいいもの、さっぱりしたもの、ビタミンC。

あとは何だろう。考えがまとまらない。

 

保育園に着き、イヤイヤ期の子どもをなだめすかして自転車に乗せ
傘を差して片手運転で帰宅する。

自分の鞄と園のバッグ、傘にレインコート。子どもの抱っこ要求に本気で泣きたくなる。

なんとか家に着くと、今度は子どもが靴を脱がないとごねる。

 

子どもの作り置きごはんをレンチンし、お湯を沸かしてインスタントおかゆを作り、
そのころには機嫌を直した子どもと食事をとる。

家には熱冷ましの薬くらいならあるけれど、熱は下げないほうがいいと以前聞いたから
何も飲まずに寝てしまおう。

 

熱を計るべきか、数字を見たら余計気分が悪くなるだろうか。

この浮遊感、でも歩けなくなるほどではないことを考えたら38度台半ばと予測する。

計ってみると果たして38.7度だった。危ない。

明日も下がらなかったらインフルの検査をしなければ。

回復には体を温めるといいんだっけか、と思いながらふらふら布団を敷く。

子どもの着替え、おむつ替え。

こっちの惨状を知る由もなく元気な子どもが一人遊びを始めたころ、
限界になって先に寝た。

 

部屋はきっとひどく散らかっているのだろう。

鞄は玄関に置きっぱなし。脱いだレインコートも放置してある。

食卓には食器が置きっぱなし。

もちろん洗濯もしていない。

ああ、もう全部明日にしよう。明日は熱が下がってほしい。

 

 

というわけでみっつめのきつかったことがつい先日、到来した。

次はずっと先であることを願う。