一年以上経ってやっと納得した「保育園はまだ早すぎるんじゃない?」
育休のころと復職直後、言われて一番嫌だったのが「早過ぎるんじゃない?」だった。
そう言われるとやみくもに反発したくなった。
世間には産休明けからすぐ預ける人もいるし、
それを私は生後半年弱まで待ったのだし、
保育園に行き始めたわが子はそれほど体調を崩すこともなく泣き暮らすこともなく、
全然早すぎない!と私は思っていた。
意地だけで思っていたわけではない。本当にそう思っていた。
今でも良かったと思っている。
(そのことは「子どもを早くから保育園に入れてよかったこと - IKISG」に書いている)
最近、子どもが自分で前の園のアルバムを引っ張り出してきて、それを見たいと言う。
それじゃあ見ようね、と一緒にアルバムのページを開いた。
そして、ああ、と思った。
早すぎるとみんなが言っていたことが、やっと分かった。
その時の私はその時のわが子の姿しか知らない。
だから何も思わなかった。
でもいま、1年以上経ってからその姿を見ると、何と小さく頼りなげなのだろう。
自分ではなにもできない「赤ちゃん」そのものだ。
こんなに小さな子を預けて、私は働いていたんだな、と思った。
育児のずっと先まで知っている人たちは、それが分かっていたのだろう。
子どもは本当にすぐ大きくなる。
今はもう赤ちゃんではなくて、自分で歩き、食べ、自己主張し、歌ったり爆笑したりする。
同じ存在とは思えない。たった1年前のあの赤ちゃんがこの子だとは。
大きな成長をする時期に、私は1日の半分しか子どもと一緒にいなかった。
それでも、あの時期に子どもを預けて復職したことに後悔はない。