IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

よその子相手に本気で腹が立った

大人げないことをあえて書く。

自省のために。どうしたら良いか考えるために。

 

保育園では、日中は年齢ごとのクラスに別れて過ごしている。

延長保育になると、年齢に関係なく一部屋に集まって過ごす。

大きい子たちにとって小さい子はかまいたい、お世話にしたい存在であるようで
大変ありがたいことに、わが子もよくお世話されている。

ほほえましい。

 

一人っ子なのにきょうだいがいるような状態で過ごせるし、
ちょっと年上の子たちの真似をすることでわが子もぐっと成長している、気がする。

 

保育園に迎えに行き、子どもを連れて外へ出る。

さいきん歩きまわるのが楽しいわが子はなかなか帰ろうとしない。

同じタイミングで帰ろうとしていた年上の子が、そんなわが子を止めようとしてくれた。

「ダメだよ、ママのところへいくんだよ」と言いながら走り回る。

遊んでもらえると思ったわが子も走りだす。

ダメーと無理やり押されたわが子は、アスファルトの道路に勢いよく尻もちをついた。

 

ああ…と思った。

子どもだから力加減が下手でも仕方ない。善意だから仕方ない。

でも硬い地面で転ぶのは痛いだろう。

 

もう大丈夫だよ、ありがとうとその子に声をかける。

痛かったね、大丈夫?帰ろうね、とわが子に声をかける。

幸い怪我はなく、ぽかんとしていたわが子は、また懲りずにどこかへ走り出そうとした。

 

ダメーとまた強引に手を引かれ、わが子は今度は前向きに転んでしまう。

止められなかったことを後悔しているところに
「あーあ、走るから転んじゃうんだよ?」と言われ、心底、腹がたった。

 

走ったからじゃなく、あなたが転ばせたんでしょう!もう触らないで!

 

などとは言えない。相手は年齢一桁の子どもだ。

それにしても同じことを2度、それもすぐに繰り返すことにも
他人のせいにするような言い方にも
遠くで見ているだけで止めない親にも腹が立った。

 

分かっている。

一番悪いのはそばにいて止められなかった私だ。

いじわるをされた訳ではない。

やり方は拙いながら、善意ではあったのだと思う。

心から自分が悪くないと思っているのではなくて、
やばいと思ってとっさに言ってしまったような声音にも聞こえた。

 

でももううちの子に構わないでほしいとも思う。

狭量すぎる。でも腹が立つ。

この先、もしわが子が誰かにいじわるされるのを見たら、どうなってしまうのだろう。

これが親というものか。