IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

事実+事実=事実とは限らない(無意識または悪意)

すごく当たり前なのだけど、今更しみじみ思ったので書いてみる。

 

たとえば、

・うちの子どもは保育園でプロの栄養士&調理師が作った食事を食べている

・うちの子どもは比較的大柄であり、比較的健康である

というのは、れっきとした事実だし、客観性もある事柄だ。

(大柄、健康、というのも数値化して比較できる)

 

しかし、それをつなげて書くとどうだろう。

「うちの子はすくすく健康に育っています!
やっぱりプロが作るお食事は栄養バランスがいいから、そのおかげかな☆」

 

一つ一つは事実でも、つなげたことが事実とは限らない。

でもパーツが事実だからなんとなく勢いで押し切られてしまう感がある。

とはいえまだこれはそんなに害のある書き方ではないと思う。

 

「お友達の○○ちゃん、小柄だししょっちゅう風邪をひくんだって。
きちんとした食事を作ってあげれば病気にもかかりにくくなるのに。
その証拠にうちの子は…」

 

こうなってくると、決めつけかつ攻撃的で害悪である。

でも、こういうのが世の中にはいっぱいあるなあと思う。

 

理由は純粋な好意(ただし押し付け)の場合もあるだろうし、
相手より優位に立ちたいとか、誰かのせいにしたいとか、
自分が幸運なのは自分の努力の結果であると思いたいとか、いろいろだろう。

なんだかなあ。

 

まじめに頑張っている親御さん、子どものことで悩む親御さんが
こういう攻撃でダメージを受けているのかと思うといたたまれない。

 

世の育児論は根拠の薄い決めつけに満ちている。

相手はあなたの子のことを本当に心配しているわけではない。
(あなたの子のことをいちばん心配しているのは間違いなくあなただ)

「☓☓しなきゃダメ」「そんなことしたら可哀想」とネガティブなイメージを植え付けてくる人の話は聞かなくていいと思う。

 

自分は自分、ひとはひと。