IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

判断材料その一:自分のコストを考えてみる

多くの女性がそうであるように、私は「スーパーなどの特売」が大好きだった。

少しでも安く買って達成感を味わう。

レノアハピネスが198円で買えた!というようなあれだ。

 

あれは節約というより一種の競技だと思う。

育休中は毎日買い物に出かけ、近所のスーパーやドラッグストアを見比べて買い物をしていた。

 

復職するにあたって、自分が使える時間はどうしても限られる。

だからあの楽しい競技はもう諦めよう、と決めた。

 

そんな時に自分のコストを考えてみる。

仕事をする時の時給でもいいし、家事はプロではないから最低賃金で計算してもいい。

計算が楽なように、いっそ時給600円でもいい。

 

たとえば、近所のスーパーAに行って価格を眺め、更に離れたBに行く。

ここでBのほうが安ければ購入し、そうでなければAに戻って買う。

これを時間で考えると短くても10分くらいだろうか。

時給600円なら10分は100円だ。

100円のコストをかけて得られる利益はいくらになるだろうか。

買うものにもよるが、食品や日用品ならマイナスになる可能性も高い。

だから安い店を探すのはやめて、その時行きやすい店で必要な物を全て買おう。

そのように考えた。

 

たとえば、洗濯。

洗濯物を干し、取り込む時間を考えると、短くても合わせて5分は掛かる。

靴下などの小物が多ければ10分以上かかるかもしれない。

更に洗濯が終わるのを待つために行動が制限される。(寝られないし、遠くへ外出できない)

時給600円なら5分のコストは50円になる。

いまうちで使っている乾燥機は電気代を表示できるのだけど、1回だいたい30円ほどだ。

更に、スイッチを入れてしまえば寝てしまおうが関係ないという絶大なメリットがある。

ああ乾燥機を買ってよかった、と思う。

 ※いずれにしても畳む時間は必要なので、ここではコスト計算しない。

 ※初期コストのことも考えなければ公平ではないが、ここは自己満足のためなので気にしない。

 

自分のコスト計算を私はそんな風に使っている。

もちろんお金だけで全ての判断ができるわけではないが、
何かを買おうか、何かを始めようか、と迷った時の材料の1つにはなると思う。