IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

知れば知るほど無知が分かる

今は本当に恵まれた環境にいると思う。

 

技術とかチームビルドとか、いかにサイクルをうまく回すかということに
関心の高い人たちが数人チームにいて、
おかげで毎日のように自分の無知を知る。

(もちろん関心が低い人もいる。でもそういう人はどこにでもいるものだ)

 

私がもっと勉強しなければ、とじたばたする横で
最新の技術を学んでもそれを使える仕事がない、とじたばたする人がいる。

そう言われてみれば仕事というのは保守的な環境が大部分で

自分に置き換えてみても、未だにJava1.5や1.6が主流だ。

せっかく学んだ技術を活かせないのは歯がゆいだろうなと想像したりする。

そんな環境がありがたい。

 

かつて、ある技術を得意だと言っている人がいた。

そのころ類似の技術が二つあって、派閥のようなものがあった。

どっち派ですか?と質問してみると
別にどっち派でもない、どちらもできるからという答え。

どんな勉強をしたのですか?と聞くと
特に勉強はしていないけど自分よりできる人を見たことがない、という。

 

その人は、私より、できなかった。

世間の基準から考えても、特別「できる」と言えるレベルではなかったように思う。

 

勉強と言ってもいろいろあるから、その人が勉強していないと言っていても
本当に何もしていなかったかは分からないし、そこはどうでもいい。

ただ、その人には謙虚さがなかった。

その人と周囲の人のレベル差がどうであれ、
自分をもっと高めようとする真摯さもなかった。

それだけのことだ。

 

自分よりできない人に囲まれていれば気分がいいかもしれない。

でもそれで自分を優秀だなどと勘違いしたくない。

 

そう思うと、自分の無知さを知る、ということは本当に大事だなと思う。

もっともっと優秀な人と話して、自分の足りなさを思い知りたい。

 

そして優れた人と働くためには
自分もまた優れていなくてはいけない(せめてその状態を目指さなければいけない)
と近頃つくづく思うが、それはまた別エントリに書けたらと思う。