IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

いまさらだけどジョブズ氏スピーチを読んで勝手に共感する(長文)

部分的にしか読んだことがなかったので、大分いまさらだけど

「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳 :日本経済新聞

を読んでみた。

 

いろいろな嬉しい発見があった。

 

まず、ジョブズ氏がフォント好きであったこと。

何がカリグラフを美しく見せる秘訣なのか会得しました。科学ではとらえきれない伝統的で芸術的な文字の世界のとりこになったのです。

 

もちろん当時は、これがいずれ何かの役に立つとは考えもしなかった。ところが10年後、最初のマッキントッシュを設計していたとき、カリグラフの知識が急によみがえってきたのです。そして、その知識をすべて、マックに注ぎ込みました。

 

私もフォントが好きだ。今はWindowsを使っているけれど

Macのosakaが羨ましくてならない。

Mac風に文字をきれいに表示するフリーソフトMacType」を入れていたこともあった。

(何か仕事のミスを誘発しそうなので今は使っていない)

 

興味のままに勉強したカリグラフが後のマックに役立ったことを

ジョブズ氏は次のように言っている。

 

繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

 

何の役に立つんだろう、と思いながらもやった仕事が

後でものすごく役に立つのはよくあることだ。

 

たとえば若いころにやったcobol

当時は「何故いまさらこんな古い言語を…」などと不遜なことを考えていたが

数年後、cobolシステムをJavaに乗せ換えるというような仕事で

cobolが読めることは私のアドバンテージになった。

Javaが分かるプログラマーは大勢いたが、

cobolJavaが分かるプログラマーはその界隈では私だけだった。

 

それ以外にも、振り返ってみれば…ということが何度もあって、

望みどおりの仕事ができないと落ち込む後輩を見たら

私は必ずcobolのことを話している。

 

意味がなさそうに見えてもいつか役に立つから

どうせやるなら本気でやったほうがいいよ、と。

手を抜いてやって身につかず、時間も浪費するのが一番もったいない。

 

はからずもジョブズ氏とおなじことを言っていたのだと思うと、

私事で申し訳ないが、大変嬉しかった。

しかし同じことを言うにもジョブズ氏のほうが数倍感動的だ。

 

 

それから、アップル社を解雇されるという挫折を味わった時のことを語った言葉。

 

このまま逃げ出してしまおうかとさえ思いました。

しかし、ゆっくりと何か希望がわいてきたのです。自分が打ち込んできたことが、やはり大好きだったのです。

アップルでのつらい出来事があっても、この一点だけは変わらなかった。

 

仕事が大好き、ということ。

 

常々私は

仕事好きは仕事に振り回されてしまうから成功者になれない、

仕事を面白がれる人が成功者になるのだ、と思っていた。

(そして私は前者だ)

 

ジョブズ氏は仕事が好きで、成功している。

だからといって私も成功できるわけではないが、

仕事好きが仕事で成功するのを見るのは嬉しいことだ。

 

やりがいを感じることができるただ一つの方法は、すばらしい仕事だと心底思えることをやることです。

そして偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。

好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。

本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐに分かるはずです。すばらしい恋愛と同じように、時間がたつごとによくなっていくものです。

 

 ここの数文は読んでいて涙が出そうになる。

そうだ、仕事が好きなんだ。好きな仕事に出会えてよかった。

新卒で入ったこの業界を好きになった、私はきっと幸せ者なんだろう。

 

 

あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。

 

時間は限られている、と復職してから何度も思った。

もっと働きたい。もっと早く子どもを迎えに行きたい。もっと子どもと遊びたい。もっと子どもを早く寝かせてあげたい。もっと新しいことを勉強したい。

私はいま望んだ人生を生きているけれど、それでも時間は足りない。

 

そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。

 

仕事が好きだ。もっと働きたい。もっと子どもといたい。

どれも本心だ。

そして、会社の人にどう言われたとかいうのはどうでもいいことなのだ。

そんなことを気にする暇にHTML5かるたでも覚えたほうがいいし、

もし社内で評価されなくてもそんなことは全然構わないのだ。

 

私はこの業界が好きでずっと働き続けたいけれど

それはずっと今の会社にいたいということとイコールではないのだ。

 

この業界にとって価値のあるエンジニアでいさえすれば

居場所はどこにでもある。

今の会社で働き続けることも大事だが、それが全てではなかった。やっと気づいた。

 

 

今日の帰り道はずいぶん暖かく、子どもを抱えて帰ると額にうっすら汗をかいていた。

2月も今日で終わり。春もまたいろいろなことが起きるだろう。

後悔しないよう、未来でつなげられる点を増やしていかねば、と思った。

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