IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

絶対に負けてなるものか、と思った

自分の怯懦や迷いや弱気や

自分を取り巻く偏見や因習や「みんなそうだから」という言い訳や

自分の道を狭めようとしてくるものや(それが悪意とは限らない)

自分を阻むものすべてに、

絶対に負けてなるものかと思った。

 

朝から「女大学」を読み、

その流れで「新女大学」のダイジェストも読み、

復職までの半年と復職してからの半年を思い返し、

保育園に入れた幸運を思い、

それを実現させてくれた夫のことを思った。

 

やっとここ数日低迷していた気持ちから抜けられそうだ。

 

いくら論語が「人に知られていないことを気にするな」と言っても

他人の評価は気になるのだ。

守るべきか弱い存在として扱われ、そのまま感謝して享受すればいいと分かっていても

それができる性格や育ちではないのだ。

 

自分には価値がないなどと、人に勝手に決められてなるものか。

自分のやりたいことに、挑戦する前に諦めてなるものか。

私は仕事も良き夫も可愛い子どもも手に入れた。

ここらでいいか、などと思ってなるものか。

 

この怒りのようなもの、が私をやっと引き戻してくれた。

 

勝手に傷つくのはやめよう。

後ろ向きな考えも、自分から人に背を向けるのもやめよう。

 

ありもしない悪意を見出すのはやめよう。

相手はただ知らないだけかもしれない。

初めての子どもを抱え、前例があまりない業界の、前例が全くない会社で

親のサポートなしに働こうとするのがどういうことなのか、

どんなことを感じているのか、知らないだけかもしれない。

無理もない。私だって1年前までは知らなかった。

 

結婚することなど考えもしなかった若いころから、

この怒りのようなもの、が私を支えてくれていたと思う。

戦え。負けるな。

何度そう思ったのだろう。

 

自分や世間に、私は負けたくない。

足掻いて足掻いて、それでも駄目かもしれないけれど

試合に出続けていたい。