IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

選べるけれど、何を選べばいいのか分からない

まだ雪の残る道を避けて、都知事選の投票に行ってきた。

 

誰に投票するか、はそのまま

誰なら子どもにとって良いか、

それを育てる私たちにとって良いか、ということになる。

 

少子高齢化は国家の一大事だから、どの候補者もが口にする。

それらの対策の、どれが私たちを助けてくれるのだろう。

そもそも誰であれば口にしたことを実行してくれるのだろう。

 

(最初から嘘のつもりでいっているばかりでもなかろうが、

政治家の有言不実行に私たちはこんなにも慣れてしまった)

 

これから都知事になる人が保育園を作ってくれても

たぶん私たちの助けにはならない。

それを待たなければ保育園に入れないとしたら、たぶん今の仕事は破綻している。

そもそも、保育園は復職のための必要条件だけれど

十分条件ではないのだ。

 

では、保育園ではない何を作ってくれる人が

私たちの助けになるのだろう。

3年の育休もいいけれど、もっと現実的な何か。心強く思える何か。

おんぶに抱っこで助けてほしいわけではない。

でも、先をずっと不安に思いながら働かなくて済む、

この先子どもをもっと望んでもいいんだと思える、何かがないか。

 

女性が少ないIT業界。

特に既婚者の女性、子どもがいる女性が少ないIT業界。

 

今回の都知事選で、少子高齢化の社会を支えるのは女性の復職だ、と

何人かの候補者が言っていた。

でもきっとIT業界は他の業界に後れを取るだろう。

 

 

クラウドが一つの打開策になると期待している。

セキュリティの問題が大きすぎるけれど、SESではない仕事ができれば

クラウドは十分選択肢のひとつになりうるのではないか。

 

私はたぶん、欲張りだ。

 

仕事に戻れた、時短をしないで済んだだけでは飽き足らず

これから大きくなっていく子どもともっと一緒に過ごしたいと思っている。

時短をしないなら、あと削れるものは通勤時間しかない。

通勤時間をゼロにして、そのぶん子供に使えないだろうか。

そう思っている。

 

数年後にそうできるよう、今できることを考えて

選ばなければいけない。