IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

行き当たりばったりに子どもの服を作る

子ども服や小物を、少しずつ自分で作るようになった。 と書くと、すごいものを作っていそうに見えるかもしれないけれどごくシンプルなズボン、レッグウォーマー、シュシュやティッシュケース程度だ。 洋裁(と書くとまた大袈裟だ)の経験は家庭科の授業に毛が…

働く意味が欲しい(贅沢なのは分かっている)

妊娠中からずっと、私は仕事に戻りたいと思っていた。 夫とはどうすれば復職できそうかを話し合い、家庭に入れと言ってくる自分の母親とは何度も喧嘩した。 育休中、私自身も規則正しい生活をしたし子どもは毎日必ず同じ時間に寝かしつけた。 運よく保育園が…

「働く母」の立場を後ろめたく思うとき

専業主婦(希望)の人から見たら、私は負け組なのかもしれない。 でも私は今の立場が好きで、幸せだ。 仕事が好きだし楽しい。(もちろん苦しいこともある) 運よく熱心な保育園に入ることができ、おいしいごはんを食べて友達と遊び、日々成長していくわが子を見…

自分で編み出したテクニックのようなもの:乳児期

あまり育児書や育児ブログは読まなかった。 だからひょっとしたら、自分で編み出したつもりがあたりまえのことだったりするかもしれないしもっと他にいいやり方があるかもしれない。 とりあえず試行錯誤したころを思い出しながら書いてみる。 便秘になったと…

「見立てる」ということ(こどもの遊び)

自分の子が生まれるまで、ほぼ子どもと接点がなかった。 ばたばたと慌ただしい毎日を過ごしながら、ふと気づくと子どもとは何とすごいのかと驚く。 生後半年が過ぎたころ。 離乳食を食べるようになり、「おいしい」とほっぺを叩く動作を覚える。 これは園の…

何かがあったときに諦めがつくかどうか

もう2年以上前になる。 妊娠が分かったとき、もともとあまり飲んでいなかったアルコールはすっぱり止めた。 喫煙の習慣はなかった。 毎日たくさん飲んでいたお茶とコーヒーは全てノンカフェインのものに変えた。 渋めの緑茶が好きだったから、麦茶に切り替え…

集中力がなさすぎる

復職して痛感したことの一つに、集中力の低下がある。 これは他の復職女性も言っていたからよくあることなのかもしれない。 ブランクで鈍った、というようなものではないと思う。 何故なら復職からそろそろ2年たつ今も、集中力が戻らない時があるからだ。 私…

お金がないのが問題じゃない

子どもを一人育てるのに○千万円必要だ、というような話をよく聞く。 子どもはお金がかかる。 でも働く世代の給与は昔に比べて下がっている、または上がらない。 だから夫の収入だけでは家族を養えず、妻も働かなければならず、(A)なのに保育園が足りておら…

怒涛の3月

ちっとも暖かくならないと思っているうち、薄着で会社に行ける日が増え、桜が咲いた。 前回の日記からあっという間に日が経ち、もう3月が終わる。 振り返れば余裕のない1か月だった。 自分が体調を崩したあと、子どもも熱を出し、体調を崩した。 熱が出るこ…

三大・復職後に体がきつかったこと

先日、会社に向かう道を歩きながらふと考えた。 復職してから、キツかったことトップ3は何だろう。 キツいと言ってもいろいろあるから、身体面に限ろう。 子どもの体調は含めず、自分のことだけで考えてみよう。 ひとつめはあれだろうか。 わりと復職してす…

もうそろそろ争いをやめよう :ベビーカー論争

このブログでも何度か、私見を書こうとしてやめた。 うまくまとまらない気がした。 でもつい先日、ものすごく腹立たしい記事を某所で読んでしまい、やっとこの件に関して自分が思っていることが分かった。 だから書いておこうと思う。たぶん長くなる。 腹立…

さよならお父さん

自分で手間をかければ、出来合いのものを買うより安くつく。 どんな分野でもあることだし、需要があるからそうなっているのも分かる。 でも、それにしても携帯業界はその価格差がちょっとおかしいんじゃないだろうか。 キャッシュバック数万円やら本体無料配…

「年相応の格好をしなきゃ」という呪い

最近まで、あまり自分の服を買っていなかった。 もともと服をたくさん買うほうではない。 好きな素材やデザインの傾向はあるものの、絶対これ!という贔屓のブランドはない。 インナーはユニクロでかまわないし、ユニばれも気にしない。 さらに妊娠中は「今…

満たされないほうがいいのかもしれない(仕事面で)

私は仕事が好きだった。 ずっと働きたいと思っていたし、その邪魔になるなら結婚はしなくていいと思っていた。 ご縁があり、結婚することになってからも仕事は好きだった。 夫も忙しい同業者、平日はお互いに残業して職場でコンビニご飯を食べ、自炊は朝と週…

A:「自分はすごい」と思い込むことです。

Q:たまに、自分が何をやっても中途半端な気がして落ち込みます。 仕事は他の人のようにはできませんし、家事も手抜きになってしまいます。 特に優秀でもない私が、わざわざ子どもを預けて働くことに何の意味があるのかと思ってしまうときもあります。 激務…

日常タイムテーブル~2015年1月現在

生活をなかなかパターン化できない。 子どもが成長するのと、私の職場が変わるのと、夫の仕事状況が変わるのと。 変動要素が多くて、「このパターンならいける」と思ってもすぐに崩れてしまう。 でも逆に、あの頃はああだった…と思い返すのが楽しいと気づい…

仲良くしたがる人という地雷

昔ふと気づいて、最近やっぱりそうなんだなと再確認したことがある。 チームで何かをするとき、わざわざ口に出して「みんな仲良くしようよ」とか言い出す人は、大抵自らその輪を破壊している。 「あっちのチームは仲がいいのに…」とか「コミュニケーションが…

保育園1年目で地味に困ったこと

当時を思い返すと、そういえばこんなことに地味に困っていたなと懐かしくなったので書いてみる。 地味に困ったこと、それは「必要な物を急に言われること」だった。 たとえば平日の夜、お迎えのときに「そろそろ暑くなったので明日からシャワー用バスタオル…

つれづれなるままに

私はコーヒーが好きだ。 と言っても別にグルメではないから味は問わない。 インスタントコーヒーでも缶コーヒーでもおいしくいただける。 ただし、砂糖あり+ミルク分なしのコーヒーは苦手だ。 それから酸味が強すぎる豆も得意ではない。 先日、屋外にいて寒…

恵まれたところ、恵まれなかったところ

このキーワードに反応してこのブログを見に来てくださる方が多いように感じる。 親を頼れなくて不安な方が見てくれているのだろうか。 出産からもうすぐ2年経つ。 親が頼れなくても兄弟姉妹、友達、行政、民間、どこかに助けてもらいながら、そのどれもが無…

2014年を振り返る ~仕事と家族と自分

2014年がもうすぐ終わる。 今年はどんな一年だったっけ…と振り返ってみた。 2014年1月。 子どもはまだ歩いていなかった。 まだ認証園に通っていて、希望通りの時間預かってもらうことができて、私の職場は勤務開始が10時だった。 朝に余裕があったから、どう…

ふりかえり ~親を頼れない子育て

もうすぐ子どもが2歳になるから、今までの生活を振り返ってみた。 時間も労働力も限られている。でも、こだわりたいところはこだわる。 子どもには手作りごはんをあげたい。 ベビーフード類は使わずに乗り切った。 パンや豆腐、ヨーグルトは頑張れば作れるの…

どうしておさけをのむんですか?

しつもんです。 わたしにはさっぱり分かりません。しゃちょうはかいぎで 「みんなのコミュニケーションのための飲み会だ」って言っていたけど、 コミュニケーションって一体なに? たしか飲みの場ではらをわって話し合うのが大事だって言ってた。 でも飲んで…

自己評価が低いのは如何ともしがたい

いつからだろう、気づけば自己評価が低い。 別にいまの自分は恥ずかしい存在ではない、とは思う。(思いたい) 人に言える仕事をし、税金と年金を納めて暮らしている。投票にも行く。犯罪歴はない。 夫と子どもがいる、ごくふつうの暮らしだ。 でも気づけば…

何に腹が立つのか考えてみた ~ベネッセの件

ベネッセの個人情報流出事件は、エンジニアとしても親としても他人事ではないニュースだった。 とはいえ、あのニュースに接した時の私の初動は悪すぎた。 「ベネッセから子どもの情報を含む個人情報が流出」と騒ぎになったときああこどもちゃれんじをやって…

私はいつおとなになったのだろう

子どものころ思っていた「大人」はもっと圧倒的な存在だった。 思春期になって中二病に陥って「大人なんてくだらない」なんて言っていたのも圧倒的な存在だからわざと煽っていたのにほかならない。 でもいま、仕事を持ち結婚して子どももいる私が確固たる存…

復職後本当にイヤだった一言

復職後、いちばん嫌だったことは何かと考えてみた。 お荷物扱いされて凹むとか悔しいとか、先が見えなくて不安とか、そういうのもたくさんある。 (そういうのはこのあたりに書いている) 自分がお荷物扱いされる将来を想像しても、誰かをお荷物扱いできるの…

深く考えずに「ロールモデルがいない」と言ってしまう件

若い頃からなんとなく「この業界の女性は大部分がどこかへ行ってしまう」ということを感じていた。 なにしろ女性の先輩が少ない。 絶対数が少ないというのもあるけれど、女性の先輩がとても少ない。 年代問わず、既婚者の女性は少ない。 子どもがいる女性は…

反省:私も他人の事情には無関心だった

昨日書いたエントリが急に恥ずかしくなってきた。 なんだか、私はかわいそうなんですと言いたがってるみたいに思えてしまった。 でも振り返れば、私だって他人の事情に鈍感な一人だった。 いま、子どもがいるからといってここぞと被害者ぶるのはよろしくない…

自分がお荷物扱いされる将来を想像しても、誰かをお荷物扱いできるのか

いつも以上にまとまりがない。結論がないからだと思う。 でもぐちゃぐちゃと思ったことを書いてみる。 復職する前もしてからも、何度思ったかわからない。 私たち、子どもを持って働く人は、世間のお荷物なのだろうか。 申し訳なさそうに生きていかなければ…