IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

日常の仕事のこと

日常タイムテーブル~2017年1月現在

振り返れば意外と長く続いたこのブログ。過去記事はこちら。 生活はすっかりパターン化した、と思う。そしてその分、堕落した。 慣れもあるし、職場が近くなったのもあると思う。 AM5:30 スマホのアラームが鳴る。スヌーズにして二度寝する。 何度か鳴ったら…

「良心をもたない人たち 25人に1人という恐怖」

昔、子どもが生まれるより前は、読書は趣味と決めていた。(仕事の本は読まない、意識高い本は読まない、ミステリや娯楽小説を余暇に読むという意味で) でも子どもが生まれ、復職してからは、自分の趣味だけに時間を使うことが難しくなった。読書というのはあ…

日常タイムテーブル~2016年1月現在

ふと1年前を振り返ってみた。 子は日々成長しているはずなのに、読み返すと、驚くほど今も変わらない生活をしている。 ちょっと職場が近くなり、子どもの語彙が増えたくらいか。 AM6:00 私と夫が起きる時間は遅くなった(堕落した)。 朝シャワーが寒い季節…

否定しあったって仕方ない

たとえばベビーカーVS抱っことか、母乳VSミルクとか、専業VS兼業とか。 それぞれに特徴があってメリデメがあるようなものを比べてどちらかを否定するのは意味がないと思う。 自分にとってどちらかが良いとしても、他の人にとってはもう一方が良いこともある…

身近なOps

DevOpsという言葉がある。 サービスやシステムの開発(Dev)と保守(Ops)が協力してより良いサービスを作っていこう、というようなものだ。 今まで私は主に開発の仕事をやってきた。 保守チームにいたことはあったものの、保守と言いながらエンハンスや二次開発…

私は技術者でいたい

仕事に戻りたい戻りたいと思っていた頃、エンジニアでいたい気持ちと、とにかく社会に接していたい気持ちとがあった。 あの時、もし、「エンジニアとしては戻れない。専業主婦になるか、違う仕事で戻るか」と言われたら、自分はどちらを選択していたのだろう…

復職できた幸せと不幸せ

とある、産後の復職についての研究がまとめられた本を読んだ。 総じて読みづらく、「要するに何?」が分かりづらい本だったと思う。 透けて見える作者の人柄もあまり好きになれなかった。 それでもなお、その本の内容は重たく、途中で投げ出すこともできず、…

働く意味が欲しい(贅沢なのは分かっている)

妊娠中からずっと、私は仕事に戻りたいと思っていた。 夫とはどうすれば復職できそうかを話し合い、家庭に入れと言ってくる自分の母親とは何度も喧嘩した。 育休中、私自身も規則正しい生活をしたし子どもは毎日必ず同じ時間に寝かしつけた。 運よく保育園が…

集中力がなさすぎる

復職して痛感したことの一つに、集中力の低下がある。 これは他の復職女性も言っていたからよくあることなのかもしれない。 ブランクで鈍った、というようなものではないと思う。 何故なら復職からそろそろ2年たつ今も、集中力が戻らない時があるからだ。 私…

怒涛の3月

ちっとも暖かくならないと思っているうち、薄着で会社に行ける日が増え、桜が咲いた。 前回の日記からあっという間に日が経ち、もう3月が終わる。 振り返れば余裕のない1か月だった。 自分が体調を崩したあと、子どもも熱を出し、体調を崩した。 熱が出るこ…

三大・復職後に体がきつかったこと

先日、会社に向かう道を歩きながらふと考えた。 復職してから、キツかったことトップ3は何だろう。 キツいと言ってもいろいろあるから、身体面に限ろう。 子どもの体調は含めず、自分のことだけで考えてみよう。 ひとつめはあれだろうか。 わりと復職してす…

満たされないほうがいいのかもしれない(仕事面で)

私は仕事が好きだった。 ずっと働きたいと思っていたし、その邪魔になるなら結婚はしなくていいと思っていた。 ご縁があり、結婚することになってからも仕事は好きだった。 夫も忙しい同業者、平日はお互いに残業して職場でコンビニご飯を食べ、自炊は朝と週…

A:「自分はすごい」と思い込むことです。

Q:たまに、自分が何をやっても中途半端な気がして落ち込みます。 仕事は他の人のようにはできませんし、家事も手抜きになってしまいます。 特に優秀でもない私が、わざわざ子どもを預けて働くことに何の意味があるのかと思ってしまうときもあります。 激務…

日常タイムテーブル~2015年1月現在

生活をなかなかパターン化できない。 子どもが成長するのと、私の職場が変わるのと、夫の仕事状況が変わるのと。 変動要素が多くて、「このパターンならいける」と思ってもすぐに崩れてしまう。 でも逆に、あの頃はああだった…と思い返すのが楽しいと気づい…

仲良くしたがる人という地雷

昔ふと気づいて、最近やっぱりそうなんだなと再確認したことがある。 チームで何かをするとき、わざわざ口に出して「みんな仲良くしようよ」とか言い出す人は、大抵自らその輪を破壊している。 「あっちのチームは仲がいいのに…」とか「コミュニケーションが…

2014年を振り返る ~仕事と家族と自分

2014年がもうすぐ終わる。 今年はどんな一年だったっけ…と振り返ってみた。 2014年1月。 子どもはまだ歩いていなかった。 まだ認証園に通っていて、希望通りの時間預かってもらうことができて、私の職場は勤務開始が10時だった。 朝に余裕があったから、どう…

どうしておさけをのむんですか?

しつもんです。 わたしにはさっぱり分かりません。しゃちょうはかいぎで 「みんなのコミュニケーションのための飲み会だ」って言っていたけど、 コミュニケーションって一体なに? たしか飲みの場ではらをわって話し合うのが大事だって言ってた。 でも飲んで…

私には仕事が必要だ

子どもはおもしろい。子どもはかわいい。 でもいつもそう思えるわけではない。 滅諦にしない残業をして帰ったとき。 勉強会に出てから帰ったとき。 昔からの仕事上の知り合いと会ってから帰ったとき。 家について子どもを見ると、ああ、私にはもうこんなに大…

私は散歩をしている。彼らは山に登っている

ある種の人たちのことが不思議でならなかった。 何というのか、万能感、のようなものを持っている。 自分の正義を信じて疑わず、それを他の人に押し付ける権利を持っていると思っている。 往々にして彼らには社会的な地位はなく、しかし上から目線である。 …

怒る子ども、おびえる母(そんな日もある)

子どもはだいぶ知恵がついてきた。 行動範囲もできることもぐんと広がった。 いろんなことを覚えていて、「この後はこうなるのだろう」という展開が読めているようだ。 そのぶん、その予想通りにならなかったときの怒りも大きくなっているように思う。 少し…

大変でしょう?と聞かれたら何と言えばいいんだろう

子どもがいて働くことについて「大変でしょう?」「忙しいでしょう?」ときかれると「(まあ自分のやりたいこともできてるし睡眠もとれてるし)そうでもないですよ」と答えることが多い。 独身の頃より制約が増え、自分も時間が減ったという意味では大変かもし…

浮き沈み

数日の間、子どもの機嫌が悪かった。 たぶん体調不良からくるもので、それが分かっていてもやたら怒ったり泣いたりごはんを食べない姿にじわじわと体力を削られた。 仕事も異動があったばかりで、分からないことだらけ。 「簡単なはずなんだけど…」と指導役…

夢がないと駄目だ、と思った

夢でも目標でもビジョンでもいい。 何かを持っている人は違う、と思った話。 先日、違う業種の若い人と一緒に食事をした。 前回話したのは数か月以上前のことだ。 その時は、最近仕事はどうですか?と聞くと、こういうことがあってやりがいを感じます、と言…

「忙しいからできない」は「能力がないからできない」のエイリアスである

「忙しいからできない」という言葉は仕事でも日常でもよく耳にする。 「忙しいから設計書のメンテができない」という現場。(本当に多い) 「日々の仕事で忙しいから新しいことへの挑戦ができない」という人。 本当は違うんじゃないか、と思う。 いざ時間があ…

「自分がやったほうが早いし確実だから」

仕事ができるようになってきた頃によく思うことではないだろうか。 後輩や、時には先輩の仕事が歯痒く中途半端に見える。 なぜこんなこともできないのか。 なぜミスをするのか。 なぜこんなに時間がかかるのか。 言われないとできないのか。 それなら、自分…

細かすぎる仕事効率化の話

職場でショートカットキーの話になった。 IDEでこういうことをしたいときどんな操作をするか、という誰かの些細な質問からこのやり方のほうがタイプ数が少なくて済むとかいやいやこっちのほうが一目でわかりやすいというような激論を交わした。 こんな小さな…

子どもがいることは遜色なのだろうか

会社の人から、子どもの話題を振られるのが嫌でたまらない。 おそらく気を使ってくれているのであろうが、その話題を出されるとなんとも言えない居心地の悪さを感じる。 それが数回続いたら、もうその人と話す機会を避けたくなってしまう。 たとえば道を歩い…

「子どもが小さい間は、母親が友達と遊ぶのは無理だ」

「子どもが生まれてから友達と遊べていない。月に1回くらい、友達と遊んだり食事に行ったりできたらいいのに」 第一子を出産し、最近復職したばかりの若い子がそう嘆いていた。 基本的に出不精で家が大好きな私ですら外に出たくなるから、若くて社交的なその…

知れば知るほど無知が分かる

今は本当に恵まれた環境にいると思う。 技術とかチームビルドとか、いかにサイクルをうまく回すかということに関心の高い人たちが数人チームにいて、おかげで毎日のように自分の無知を知る。 (もちろん関心が低い人もいる。でもそういう人はどこにでもいる…

テクニック礼賛文化が嫌いなことと、他人の思想を聞くのがすきなこと

久し振りに人の話を聞いて感動した。 近頃はウェブのどこを見ても 「○○するときに知らなきゃ損する×個の方法!」 「たったx個!これだけで○○できちゃう!」 「まだやってないの?○○するならこれで決まり!」 というようなテクニックが溢れている。 人目を引…