IKISG

都内在住、IT職フルタイム、1児の母。親に頼れず、夫は多忙のワンオペ育児。巷のメディアに取り上げられるワーキングマザーはスーパーウーマンすぎて身近に感じられない。普通の人でも、親に頼らなくても働くにはどうしたらいいのか考えています。生後5か月の子を認証園に預けて復職し、1歳で認可園に転園。復職から3年ほどの人が書いています。

乾燥機付き洗濯機、その後

産後に買って便利さに愕然としたものの一つが、乾燥機付き洗濯機だ。ちょっと贅沢な気がする人もいるかもしれないけれど(私もそうだった)、産後に親を頼れない人ならぜひ導入したいアイテムだと思う。ちょっと高いくらいを補ってなお余りある便利さだから。 …

日常タイムテーブル~2017年1月現在

振り返れば意外と長く続いたこのブログ。過去記事はこちら。 生活はすっかりパターン化した、と思う。そしてその分、堕落した。 慣れもあるし、職場が近くなったのもあると思う。 AM5:30 スマホのアラームが鳴る。スヌーズにして二度寝する。 何度か鳴ったら…

褒められて凹むなんて理不尽だ(だが現実だ)

気づけば年の瀬、クリスマスプレゼントの手配や年末年始の過ごし方を気にする時期になった。勤めている会社では年末恒例の社員表彰が行われる。昨年に続き、賞をいただいた。 それ自体はとても、とてもありがたいことだと思う。 復職さえできればと考えてい…

「「めんどうくさい人」の接し方、かわし方」

タイトルで注目されようとする本が好きではない。 中身も伴っていてタイトルも良ければそれはいいのだけど大抵はタイトルのインパクトがいちばん強くて、中身は…?という読後感になるからそういう本は手に取らないようにしていた。 具体的に言うと「○○なら××…

「良心をもたない人たち 25人に1人という恐怖」

昔、子どもが生まれるより前は、読書は趣味と決めていた。(仕事の本は読まない、意識高い本は読まない、ミステリや娯楽小説を余暇に読むという意味で) でも子どもが生まれ、復職してからは、自分の趣味だけに時間を使うことが難しくなった。読書というのはあ…

なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(3)

なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(1) - IKISG なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(2) - IKISG ここまでの気づき ・店では買えないものを作ればいい。・テクニックやデザインは既製品に及ぶべくもないけれど、 子どもが気に入った服のリメイ…

私と子どもは違いすぎる

下書きフォルダを見てみたら下書きがたくさんたまっていたので拾い上げてみる。これは2015/01/06に書かれたもの。 子どもは私にないものをいっぱい持っている。それは若さとかそういう当たり前のものではなくて、たとえば可愛がってくれる祖父母とか、子ども…

わたしのかんちがい(専業主婦について)

下書きフォルダを見てみたら下書きがたくさんたまっていたので拾い上げてみる。 これは2015/05/13に書かれたもの。 いつの頃からか思い出せないけれど、「子どもがいて働く女性は大変だ」と思っていた。 自分の親も共働きであり、父親は家事をしない人だった…

なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(2)

前回のまとめ なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(1) - IKISG・私は学校で家庭科をやっただけの素人。 ・布や手芸用品は意外と高い。既製品を買った方が安い。 ・手作りすることで得られる満足感は確かにある。この状態から次のように改善して、今で…

恥ずかしい思い込みの話をしよう

昨日は雨で、ふと昔の思い込みのことを思い出した。 今となっては恥じ入るばかりだ。 10年ほども昔、私にとってビニール傘は 「急に雨に振られて、折り畳み傘ものない時に買う間に合わせ」だった。 買うときは、ああもったいないことをした…と思っていた。予…

なぜ私は手作りの服を作るようになったのか(1)

結論、それでも私は手作りをする。 妊娠が分かったら、もしくは子どもが生まれたら誰でも一度は考えるんじゃないだろうか。 「手作りの服を着せてみたい」とか「手作りの服とか作ったほうがいいのかな?」とかを。 現実に、元からそういうのが好きで得意な人…

半年間の育休を振り返って後悔した4つのこと

もっと育児書を読めばよかった。 駄目な親の例として「育児書ばかり読んでいる親」というのをよく見かけた気がする。どこで見たかは覚えていないのに、「育児書ばかり読んでいる親」と言われたら「ダメなんだろうな」と条件反射で思ってしまう。 きっと「親…

お金がないのが問題じゃない(気がする)

子どもが生まれてから3年ちょっと復職してからもうすぐ2年の実感として、親に頼れない子育ての実感として声を大にして言いたい。 お金がないのが問題じゃない、と思う。 前にも同じタイトルで書いているけど(お金がないのが問題じゃない - IKISG)、今回はち…

親に頼れない子育てをする方へのエール

親を頼れず、夫も激務で、自分は復職を希望していた。 いろんな不安でいっぱいだった。 出産から3年以上、復職してからもそろそろ3年になる今、だいぶ落ち着いたのでこれから私のような生活に入る人や、入りたてで不安な人に少しでも役に立てればと思って書…

やっぱり、みんなやってるトイレカレンダーは超優秀【追記あり】

結論:トイレトレーニングとしてトイレにカレンダーとシールを置いておく方法は、わが子には絶大な効果があった。予想外の嬉しい効果も。 子どもが初めてパンツをはいたのはいつからだろう? 保育園の今のクラスになるより前だった気がする。 ということは、…

女性の活躍という言葉を見ると複雑な気持ちになる

女性が少ない業界であることは就職前から知っていた。 新卒で入社した会社は、新卒10人のうち女性が2名だった。その時点で20%。 先輩たちを見ても、女性は結婚か出産で殆どが辞めていく。 子どもがいる女性社員は一人だけだった。 会社は100名弱だったから…

日常タイムテーブル~2016年1月現在

ふと1年前を振り返ってみた。 子は日々成長しているはずなのに、読み返すと、驚くほど今も変わらない生活をしている。 ちょっと職場が近くなり、子どもの語彙が増えたくらいか。 AM6:00 私と夫が起きる時間は遅くなった(堕落した)。 朝シャワーが寒い季節…

否定しあったって仕方ない

たとえばベビーカーVS抱っことか、母乳VSミルクとか、専業VS兼業とか。 それぞれに特徴があってメリデメがあるようなものを比べてどちらかを否定するのは意味がないと思う。 自分にとってどちらかが良いとしても、他の人にとってはもう一方が良いこともある…

キラキラ

早や年の瀬、クリスマスのイルミネーションをあちこちで見るようになった。 大人になり、行動範囲は広がって、子どものころより多くのイルミネーションや飾りつけを見ているはずだ。 でも、子どものころのクリスマスのほうがずっと、キラキラしていた気がす…

いつの間にかの自信

子どもが生まれる前、妊娠が分かってからずっと、不安で仕方なかった。 妊娠出産という未知の体験、責任の重さ、生活が激変してこれからどうなるんだろうという不安。 いざ子どもが生まれてからは一層不安だった。 新生児はふにゃふにゃして弱々しくて、目を…

身近なOps

DevOpsという言葉がある。 サービスやシステムの開発(Dev)と保守(Ops)が協力してより良いサービスを作っていこう、というようなものだ。 今まで私は主に開発の仕事をやってきた。 保守チームにいたことはあったものの、保守と言いながらエンハンスや二次開発…

いつか役に立つ日

学校の勉強が実生活に役立つとは、学校に通っている時ですらあまり思っていなかった。 勉強し、テストで点数がつき、評価が決まる。勉強ができる子はいい学校に行き、大企業に入る。 漠然とそんな風に思っていた。 私は美術科目が得意だった。 ほんとうは絵…

子ども用品を手作りする意味

子どもが生まれてから、少しずついろいろなものを作った。 フリースの室内用靴下(すぐに足が大きくなって履けなくなった)や レッグウォーマー(あまりつけてくれなかった)や 保育園で履くズボン(何枚か作るうちにだいぶ熟練度が上がった)など。 身に着けるも…

子どもに関する無責任な想像と責任

子どもについて、無責任な想像をするのは楽しい。 たとえば、「子どもが本好きになったら嬉しいな」などと考える。 自分も本が好きだし、本からいろんなことを知ったし、嫌なことがあったときも面白い本を読んで現実逃避できた。 子どももたくさん本を読むよ…

私は技術者でいたい

仕事に戻りたい戻りたいと思っていた頃、エンジニアでいたい気持ちと、とにかく社会に接していたい気持ちとがあった。 あの時、もし、「エンジニアとしては戻れない。専業主婦になるか、違う仕事で戻るか」と言われたら、自分はどちらを選択していたのだろう…

復職できた幸せと不幸せ

とある、産後の復職についての研究がまとめられた本を読んだ。 総じて読みづらく、「要するに何?」が分かりづらい本だったと思う。 透けて見える作者の人柄もあまり好きになれなかった。 それでもなお、その本の内容は重たく、途中で投げ出すこともできず、…

今が一番楽しいと言える

産休・育休を経て仕事に戻り、いろいろなことに勝手に挫折して自分は何のために働くのだろうか、なんて考えたりした。 勝手に「どうせ期待されないんでしょ?お荷物なんでしょ?」と拗ねたりした。 復職から丸2年が経ち、やっと迷うことなく言える。 今が一…

専業主婦vsワーキングマザーなんて誰かの陰謀だ

どこかの匿名掲示板だったか、それとも匿名ダイアリーだったか。 それぞれが自分の思いをつづる場所で、 「ワーキングマザーなんて大嫌い」と書かれた文字が目に入った。 書いている人はどうやら子育て中の専業主婦。 自分もワーキングマザーの端くれとして…

友人に子どもが生まれた

ずっと子どもが欲しいと言っていた友人だったから、妊娠の知らせを聞いたときは自分のことのように嬉しかった。 子どもに専念したいから仕事は辞める、と彼女は決めた。 引き継ぎ業務をしながら、早く子どものことだけを考えたいとも言っていた。 あっという…

虫(自分が嫌いなものと子どもとの付き合い方)

私は虫が苦手だ。 みんなが苦手であろう、ゴキブリや毛虫はもちろんのことカブトムシやチョウチョも同じように苦手だ。 都市部のマンションで暮らす分には、虫との接点はごく少ない。 夏になれば蚊に刺されるくらいは仕方ない。 秋になってそこここに落ちて…